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中華鍋を炎が取り囲み、激しく湯気が立ち昇る。
重い鍋を相手に、全身を使って食材を揺らし瞬く間に一品作り上げ、皿に移すが早いか、間髪入れずに鍋を洗い始め、次の準備に取り掛かる。
その日も、売場のお客から見渡せる調理場で、いつものように数人のスタッフが忙しく立ち働いていた。
自身で調理をしつつ、指示を飛ばしながら軽い身のこなしで多田さんは厨房内を移動する…。 ここパントリーでは惣菜売場で扱う150〜200品目のうち、およそ7割を店内の厨房で製造している。
早朝の仕込みからはじまり、開店時には各種の惣菜や弁当、寿司を調理して並べていなければならない。ランチタイムが終わっても、商品の売れ行きを見定めながら、調理しては店頭に並べていく。
もちろん食材は、安心・安全に気を配ったものを使用している。
「はじめてひとりで作ったのはカレーだったかな」。
台所に立つ母親を見ているうちに手伝うようになり、早くから興味を持った多田さんは、当時から、なにか一つのものを作るのではなくて、いろいろな料理を作ってみたかったと振り返る。
学校を卒業してからは、友人の紹介で蕎麦屋に就職し、料理人の世界に足を踏み入れた。
現場で教えられ、腕を上げていった多田さんだが、三宮にあった蕎麦屋が阪神大震災で全壊。
店は再開の目途が立たず、職を失い大変な時期ではあったけれど料理人は続けたい、しかも、いろいろな料理を作りたい…、と考えていたそのころに、目にしたのが今の職場の求人だった。
以来、パントリーの複数の店舗で一貫して惣菜を手掛けてきたが、お店の立地によって変わる客の好みを、見極めるのも彼の仕事のひとつ。
ここ、六甲アイランド店では「アボカド巻き」など、洋風にアレンジしたものが人気だそうだ。
"馳走"とは客のもてなしのため、走り回って料理を準備することだという。
「プライベートで百貨店やスーパーの惣菜売場へ行っても、ついつい仕事目線になっちゃいますね。
メニューや作り方、商品の出し方ばかり見ています。楽しいですね」と笑う彼が、厨房に立つ姿を見て、まだ小さい息子さんが料理に興味を持つ日も、そう遠くないかもしれない。




Rink1F=食品専門館「パントリー」
TEL.078-857-3630
営業時間/10:00〜22:00



・アロマ・整体・ボディフットケア「リラクゼーションシエスタ」
・クリーニング「カワキ屋」
・本と100円ショップ「文学館」
・食品専門館「パントリー」
・エステティック&岩盤浴「クリニカルエステ イーズ」
・レディスファッション「ヴィア・フローレンス」
・スペシャリティコーヒー「スターバックスコーヒー」
・アロママッサージ・ボディ&フットケア「リラクゼーション シエスタ」
・ワイン&リカーショップ「ワインセレクション」
・ファッション・雑貨・アクセサリー「ZOO LOO/WORLD LOUNGE」
・中華料理「天天酒家」
・生花・鉢物「二楽園」/インテリア・グリーン「ニラクエン」
・トータルビューティサロン「clip emu(クリップエミュー)」
・文具・事務用品・印刷・印鑑「芦屋 堀萬昭堂」